強い前歯が自慢!ハムスターは歯が命

ハムスターの自慢は頑丈な前歯!ヒマワリの種の殻を剥くなんて朝飯前だし、堅いクルミの殼だってガリガリと開けてしまう。ハムスターの歯は上下合わせて全16本。このうち上下に2本ずつある前歯だけが使ってもすり減っても生きている限り伸び続ける便利な構造になっている。

では何故ハムスターの前歯は伸び続けるのだろうか?そのヒミツは歯の構造にある。ハムスターの前歯の根元には歯を作る細胞であるエナメル芽細胞と象牙芽細胞が多数あり、さらに歯には神経が通っていて血液や栄養が送られている。

このようにハムスターの前歯が特別製なのにはワケがある。そもそもハムスターもその一族である「げっ歯目」の動物は、その名のとおり歯が命!丈夫で便利な前歯で堅い木の実の殻を食い破り、本や土の壁を削って通路を作るハムスター。その前歯はライオンなどの牙や爪、馬などの足の速さと同じように生きていくために無くてはならない器官なのである。

ただし時にはその丈夫さや便利さが仇となることがある。いくら歯が命といっても際限なく前歯が伸び続けてしまってはさすがに困る。口も閉じられなくなってしまう。そのためハムスターは堅いものをかじることで定期的に前歯を削っているのだ。まあ人間の爪切りのようなものかもしれない。

自然の中で暮らしていれば、周囲にかじるものはいくらでもある。でもゲージの中では人間の方でかじって歯を削るものを用意してあげる必要がある。簡単な方法としてはハウスなどをかじっても害がない木製の物にしてしまうこと。また専用の木片などを入れてあげてもいい。

ところでハムスターの有名な仕草のひとつに金網ゲージの金網をガリガリかじるというのがある。運動不足でストレスが溜まっているハム君がこういう行動をとることが多いのだが、これは歯にとっては非常に良くない行動で、歯が折れたり曲がったりする原因になるからだ。歯が悪くなるとハムスターはエサを食べられなくなってしまう。

歯の健康は、そのままハムスターの健康に繋がるから適度な運動のためには部屋の中の散歩を欠かさないことが大切だ。どうしても金網をかじるハムの場合は、かじれない水槽タイプのゲージにしてしまうのがオススメだ。

— posted by Petty at 06:43 pm